がん治療
標準治療
どのような病気にも基本となるべき治療方法があります。がんに関しても同様にがんの種類ごと、およびそれぞれのがんの進行状態ごとに決められています。
現在、がんの治療法として確立されているのは以下です。
外科手術
がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。
化学療法
化学物質(抗がん剤)を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。
放射線療法
腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。
代替治療
免疫細胞療法「高活性化NK細胞療法」
免疫とは、体を守るための防御システムです。健康な人でも、毎日がん細胞は3,000個~5,000個は出来ています。でもがんにならないのは、私たちの身体にある免疫細胞が、がん細胞を攻撃し殺傷してくれているからです。
がん患者さんはこの免疫細胞の活性が低下していることが分かっています。免疫細胞の中でも特にがんに対する殺傷能力が高いのがNK細胞です。そこでNK細胞を選択的に培養し、増殖・活性化させ、がんを攻撃させる治療法が「高活性化NK細胞療法」です。
がん遺伝子治療
がんは遺伝子の変異によって、正常な細胞分裂の回数や周期のコントロールが失われ、無限に増殖を繰り返してしまうことで発症する病気です。細胞は通常、ダメージを受けても自己修復したりアポトーシス(自死)させることができます。しかし、これがうまく修復できないと遺伝子に変異が生じてしまいます。正常な細胞の中では遺伝子によって分裂と抑制のバランスが絶妙にとられ、私たちの身体は健康を維持しています。
がん遺伝子治療は正常な「がん抑制遺伝子」を体内に入れることにより、がんの死滅や遺伝子の正常化を促す治療です。
治療による苦痛や副作用を伴わない。
通常の生活をしながら通院で治療。
他の治療とも併用でき、効果を高められる。
超高濃度ビタミンC点滴療法
ビタミンCの血中濃度を点滴療法で350mg/dl~400mg/dlまで上げることにより、「副作用の無い抗がん剤」としての効果を期待します。 超高濃度のビタミンCは、強力な抗酸化作用を発揮し、がん細胞に対して抗がん剤のような毒性を示しますが、正常細胞には活性化を図ります。 1週間に2~3回のペースで、ビタミンCの血中濃度を測定しながら350mg/dl~400mg/dlに安定するまでビタミンC量を増やし点滴で注入する療法です。